演奏会の企画

演奏会を企画したい!費用はどれくらいかかる?

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こんにちは!共働き主婦 のimocoです!このブログでは、演奏会の企画ノウハウを公開しています。今回は黒字を目指すための予算 の立て方をまとめてみました。
このような人におすすめの記事

・演奏会を自主開催したい

・演奏会の運営にかかる費用を知りたい

演奏会を企画して自主公演を開催する時に、最も重要なのが予算決めです。収支のバランスを考えておかないと、赤字になってしまいます。

計画時点では、黒字になるように目標を立てて、それに向かって頑張っていくのが良いと思います。

また、「赤字になっても楽しく演奏会ができればいい」という方も、予想外の出費で慌てないために、予算を決めておくと安心ですね。

そこで、今回は演奏会の運営にかかる費用と予算の決め方についてまとめてみました。

演奏会の企画|自主公演の開催にかかる費用

自主公演を開催するためには、会場の予約から宣伝用チラシの作成など、様々な準備が必要となります。

それぞれ、どのくらいの費用がかかるのかを詳しく説明して行きたいと思います。

会場費

演奏会の支出の中で最も大きい割合を占めるのが会場費です。

大体の会場が、午前・午後といった予約ができますが、当日のアクシデントやリハーサルなどを考慮して、終日押さえておくことをおすすめします。

時間で借りられる場合は、どんなに短くても6時間くらいみておくと安心ですね。終日借りた場合の、規模別の会場費用は下記の通りです。

サロンコンサート 5万円〜

小ホール(定員〜300名程度)  10万円〜

中ホール会場(定員300〜1000名程度) 15万円〜

大ホール会場(定員1000名〜) 30万円〜

田舎の場合、大きなホールでも10万円以内で借りられるようですが、都市部の場合は概ね上記の金額で考えておけば問題ないと思います。

また、下記のような備品は別途料金を徴収しているところが多いので、事前に会場に確認しておくと安心ですね。

  • 譜面台
  • 椅子
  • ピアノ
  • ピアノ椅子
  • ひな壇
  • 受付用長机
  • 指揮台

楽譜代

自主開催の演奏会は、休憩を含めて1時間半から長くても2時間を目安にプログラムを組むのが一般的です。

クラシック音楽だけでなく、皆さんが知っている映画音楽音楽なども演奏会した場合の曲数の例を挙げてみました。

  • メインのクラシック音楽(20分)×2
  • その他クラシック音楽(10分)×4
  • ポップス、映画音楽など(5分)×6

楽譜の金額もピンからキリまであるので、一概には言えませんが、安いもので1,500円程度〜高いものでは5万円以上になります。

赤字にならないように、プログラムを決める際、事前に楽譜の値段も調べておくと安心です。

著作権使用料

有料の演奏会を開く場合に、注意が必要なのが著作権使用料です。これは、下記の項目によって決まっており、JASRAC管理の曲を、演奏する場合は申し込み用紙での申請が必要となります。

  • 利用方法
  • 入場料
  • 会場の定員
  • JASRAC管理曲数
  • 公演時間

下記で使用料のシミュレーションができますので、計算してみてください。

https://www.jasrac.or.jp/info/event/simulation.html

広告宣伝費

演奏会の宣伝と言われて、まずイメージするのはチラシではないでしょうか?ホールなどに行くと沢山のチラシが立ててありますよね。

チラシを作る方法は大きく分けると3つあります。それぞれ100部あたりの金額は下記の通りです。

  • 印刷業者に依頼する 20,000円〜
  • 自分で作ってラクスルに入稿 2,000円〜
  • 自分で作ってコピー機で印刷 2,000円〜

品質とコスパを考えると、ラクスルがオススメです。

もちろん、チラシがあった方が格好が付きますし、作成することをおすすめしますが、効果測定ができないのが紙媒体のデメリットです。

身内以外のお客さんを本当に集客したいのであれば、WEBや SNSの活用がオススメです。印刷物のように費用もかからず、無料で告知できるのもメリットと言えます。

その他の印刷代

その他の印刷物は、基本的には下記の2つです。100部あたりの金額はそれぞれこうなります。

・チケット 10,000円

・パンフレット(B5 二つ折り)20,000円

パンフレットは両面カラーにすると高額なので、内側は白黒にするなど工夫してコストを下げるのも手だと思います。 

また、チケット電子化サービスなども検討してみることをオススメします。印刷と変わらない金額で使用できます。

合奏練習のスタジオ代

音大生であれば、学校の練習室が使えますが、社会人になるとそうも行きませんよね。

練習場所として、使える場所と1時間あたりの金額の相場は下記の通りです。

  • スタジオ 1800円〜3000円
  • カラオケ 500円〜2000円
  • 公共施設のリハーサル室 800円〜3000円

ピアノを使わない場合、カラオケがお得ですね。楽器練習を想定して、譜面台を貸出してくれる所もあります。

しかし、周りの音が気になるなどのデメリットもあるので注意が必要です。

総合的に一番コスパが良いのは公共施設のリハーサル室だと思います。市民割などが使えるところもあるので、調べてみてください。

スタッフへの謝礼

自主開催のコンサートの場合、演奏者が演奏に専念するためには下記のスタッフが必要になります。

  • ボーヤ
  • 客席誘導係
  • ドアマン
  • 受付
  • 影アナウンス

ボーヤはステージの設営や転換をしてくれるスタッフを指す業界用語ですね。

謝礼の相場は5,000円〜10,000円程度のようです。

演奏会の規模が大きいほど、スタッフの人数も必要となりますので、規模を考慮して頼む人数を決めると良いと思います。小規模の演奏会であれば、それぞれの役割を兼務してもらうことも可能ですので、その分コストをカットできますね。

その他雑費

当日になって入り口にパンフレットを置くように譜面台が必要になったり、普通の椅子をピアノ椅子に変更するなど、アクシデントも演奏会の醍醐味と言えます。

そんな時、慌てずに対応できるよう、雑費としていくらか多めに見積もっておくと安心です。

演奏会の企画|まずは黒字を目指そう

初めから、多くの売り上げを期待するのは難しいですが、チケット代で全てを賄えれば、まずは企画として成功と言えます。しっかりと予算を立てて、進めればそれほど難しいことではありませんので、まずは黒字を目指しましょう。

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