「夫が家事を手伝ってくれない」や「上司が自分にばかり仕事を押し付けてくる」など、他人に対してイライラすることはありませんか？確かに、イライラされる方に非があることもあるのですが、なるべくイライラせずにストレスのない生活をしたいですよね。
なぜ他人にイライラしてしまうのでしょうか？それは、他人に期待しているからです。自分が思っていたのと違う行動を取られるからイライラしてしまうのです。他人に期待しない生き方をすることで、対人関係のストレスを30%程度に抑えることができるのです。
そこで今回は、対人関係のストレスが激減する他人に期待しない生き方についてまとめてみました。
なぜ人はイライラしてしまうのか
イライラの原因はほとんどの場合、「期待」にあります。期待を裏切られたとに人はイライラするのです。
例えば、夫にオムツ替えを頼んだとします。この場合、無意識的に「オムツはゴミ箱に捨てて当然」とか「オムツをゴミ箱に捨ててくれたらいいな」と思いませんか？しかし、その後見に行ったら、床に使用済のオムツが転がっていたらどんな気持ちになるでしょうか？
これがイライラの原因なのです。夫は、悪気があった訳ではなく、オムツを替えるところまでが自分のこと仕事と思っているかもしれないですよね？しかし、「こうだったらいいな」とか「こうあるべき」という期待があるから、裏切られたと感じてイライラしてしまうのです。
つまり、イライラを減らすためには、他人に期待しないことが一番なのです。
他人に期待しない生き方とは？
他人に期待しない生き方とは、他人を見下すことではありません。「あいつはダメなやつだから仕方ない」などという意味ではないのです。
他人に期待しない生き方を簡潔に説明するならば、「他人は自分の思い通りにはならない」ということを理解して当てにしないで生きることなのです。「いつもはやってくれるから、今日もやってくれるだろう」と思っていても、相手の都合で今日だけできないということもあります。他人に期待しない生き方は、他人の気持ちや生き方を尊重する生き方でもあるのです。
ここで起こりやすい勘違いとして、他人に期待しない=頼ってはいけないということではありません。仕事などでも、一人でできることは限られていますし、他人と協力して仕事をすることはとても大切です。しかし、他人に期待していない人の方が、対人関係が上手くいくのです。
他人に期待している人にとっては、誰かに何かをしてもらうのが当たり前になっていると思います。しかし、他人に期待しない生き方をしていると、何かをしてもらった時に心から感謝できるようになるります。「ありがとう」というたった一言でも、上辺だけで言っているのか心から思っているのかは相手に伝わりますから、相手に期待しない人の方が人間関係スムーズになるのです。
どうやったら他人に期待しないで生きられるか
答えは簡単です。全ての物事を自責で考えるのです。例えば、あなたがデートのスケジュールを分刻みで組んでいて、彼氏や彼女が遅刻してきたらイライラしませんか？「絶対に時間通りに来てくれる」と期待してその通りにならないからイライラするのです。
こんな時、他人に期待していない人は、「仕方ないな」くらいにしか思わないのです。なぜなら、物事に絶対はないと理解しているからです。色々な考え方の人がいて当然で相手が悪い訳ではないと考えるのです。
例え相手に喜んで欲しくてやったことだとしても、相手からしたら嬉しくないということもあります。こんな時、喜んでくれるだろうと期待していると、がっかりしたりイライラしたりしてしまいますが、期待していなければ、そんな時もあると思えるようになります。
他人を変えることはできませんが、自分の行動は変えることができます。この場合、自分がせっかくスケジュールを立てたのに相手が時間通りに来なかった」からイライラするわけで、だったら、「多分遅れてくるから30分遅く行こう」とか「スケジュールをかっちり決めずに、行きたいところだけリストアップしておこう」
など、イライラしなくて済むように自分の行動を変えてしまえばいいのです。
期待しないことは相手を尊重すること
期待しないというと悪いことのように聞こえますが、言い換えれば、相手を自分の思い通りにコントロールしようとするのではなく、相手の気持ちを尊重することとも言えるのです。
他人に期待しない人は、他人のことを100%理解することも、他人に自分のことを100%理解してもらうことも不可能ということを知っています。
時には「相手が悪い！」と怒りたくなってしまうかもしれませんが、「こうなって欲しい」と思っても、他人を変えるのはまず無理です。イライラしても疲れるだけです。
そういう時には、相手と距離を取るとか付き合い方を変えてみるなど、自分の行動と考え方を変えてみてください。きっとイライラが減って生きやすくなると思います。
