自己愛性パーソナリティ障害

自己愛性パーソナリティ障害の治し方

自己愛性パーソナリティ障害という言葉を聞いた事がありますか?これは、人格障害の一種で、よくモラハラの原因という様な書かれ方をしています。そして、人格はそう簡単に治るものではないから、自分の精神が追い詰められる前に離婚するのが良いとも。

人格障害は確かに、簡単に治るものではありません。しかし、本人が自覚して努力することで改善される可能性もあるのです。私は、診断されたわけではないのですが、かつて自己愛性パーソナリティ障害だったと思います。

そして、私の夫は完璧な自己愛性パーソナリティ障害です。人格障害だからといって、人を傷つけて良いことにはなりませんが、自己愛性パーソナリティ障害の人自身も苦しんでいるという事を皆さんには知っていただきたいです。

自己愛性人格障害|一人で抱え込んではいけない

私は、自分がそうであったからこそ、夫の本当に良い部分と、人格障害からくる異常な部分を理解しています。そして、私と娘を大切に思ってくれているうちは、夫と夫の障害と向き合っていくつもりです。かつて、母が私にしてくれたように。

夫には、かなり異常な部分もあります。私も、夫との度重なる喧嘩で精神的に追い詰められ、自殺を考えたこともあります。離婚を切り出したこともあります。しかし、今では、因果応報と思って、限界がくるその日まで、夫と付き合っていくつもりです。

もちろん、一人で抱え込むつもりはありません。適切な医療機関や、周囲への相談などをしながら上手に付き合って行けたらと思っています。

自己愛性人格障害|実は自分のことが嫌い

自己愛性パーソナリティ障害は、ナルシストと思われがちですが、実は真逆です。

心の底に強い劣等感やコンプレックスが渦巻いており、ありのままの自分を愛する事ができない障害なのです。そのため、自分は万能で有能な存在だと自己暗示をかけ、他者を見下す事で精神のバランスを保っているのです。

この人格障害は、無関心又は過干渉な両親に育てられ、健全な自己愛が育たなかったことが原因でなると言われています。私の場合も主人の場合も過干渉な親に育てられた方に該当しています。親から愛されることしか教えてもらえず、自分や他人の愛し方がわからないのだと解釈しています。

自己愛性人格障害|実は生きづらさに悩んでいる

私は、愛情をあたえてくれた親に感謝しています。そして、今はありのままの自分が大好きです。ですが、私も昨年親となり、娘には私や夫のようになって欲しくないと思っています。

私の両親もそうですが、子どもを大切に思うあまり、過保護・過干渉になりすぎるということは、誰でもあり得るし、意識して注意しなければならないことと思っています。

自己愛性パーソナリティ障害は、異常性だけが取り沙汰されますが、本当は本人も悩んでおり、自分のことも他人のことも愛したいのです。もし、自身又は夫や近親者が自己愛性パーソナリティ障害でお悩みの方は、人格障害は治らないと決めつけず、医療機関などに相談しながら治す事ができるという事を知っていただけたら嬉しいです。

私がどのように自覚し治したか、また夫との日常生活でどのように向き合っているかということも、このブログで紹介していきたいと思います。

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