つかまり立ちができるようになると、どんどん行動がアクティブになりますよね。赤ちゃんがハイチェアの上で立ち上がってしまい困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
食事はきちんと座って食べられるよう躾もしたいですし、立ち上がって転落したら危険です。何とかしてやめさせたいですよね。私の娘も立つのが大好きで困っていたのですが、育児書やWEBで調べてもあまりしっくりくる答えに辿りつかず…。
そこで、娘の行動をよく観察していたところ立ち上がるときには、ある条件や理由があることに気がつきました。そこで、今回は、赤ちゃんがハイチェアに立つのをやめさせる方法についてまとめてみました。
赤ちゃんがハイチェアに立つ理由
つかまり立ちができるようになった赤ちゃんは、自分で立てることがとても嬉しいのです。視界も広がり今まで見えなかったものが目に飛び込んでくるため、好奇心が刺激されてどんどん立ちたくなるのだと思います。
遊びの時間は沢山立たせてあげて、食事の時間はハイチェアに座らせることで、飽きずに座っていてくれる時間が長くなります。
また、ハイチェアに立ってしまう時、テーブルの上にあるのは赤ちゃんの食事だけでしょうか?テーブルの上にテレビのリモコンやボールペン、大人の食事など見慣れないものがあるとそちらに興味がいってしまうようです。
テーブルの上を赤ちゃんの食事だけにして、赤ちゃんが食事に集中できる環境を整えるだけで立つ回数を減らすことができます。
赤ちゃんがハイチェアに立つのをどうやってやめさせるか
しつけは、早い段階で始めるのが良いとのことですが、年齢によってしつけにおいて重要視することが異なります。
1歳未満の赤ちゃんの場合、まずは、食べるという機能を体得する方が大切とのことです。その後に、食事の時は椅子に座ってテーブルで食べるなどのマナー、最後にスプーンやフォークお箸など食べ方のマナーというように段階を踏んで教えることが重要とのことです。
また、教えるときもキツく叱るのではなく、目を見て言って聞かせる方が効果的とのことです。椅子に座ることも、食事を食べることも、立つことも、全てが初めての経験ですから、焦らず、できなくても怒らずに、赤ちゃんのペースに合わせてしつけをしてあげることが重要なようです。
そこで、私は、食べることを楽しむ→テーブルに向かって食べる→ハイチェアに座ってテーブルに向かって食べるという3ステップで娘に食事のマナーを教えてみました。
3ステップでしつけをしてみた
①フリースタイルでOK!食べる楽しさを教える
まずは焦らず、食べることの楽しさを教えてみることにしました。自治体の離乳食教室に参加したり、本を読んだらしながらメニューを研究して、手掴みでの食べやすさや、スプーンに絡みやすい食事を心がけました。
今までの食事は、上手く食べられずに時間がかかっていたので途中で遊び出したりしていましたが、食べやすい食事にしたことで、集中して食事ができるようになりました。
②つかまり立ちで机に着かせる
今度はテーブルに着くトレーニングをしました。ここで役に立ったのが高さを変えられるテーブルです。普段はダイニングテーブルとして使っているのですが、娘がテーブルに着くトレーニングをするため高さを下げて使いました。テーブルにつかまり立ちした状態で、テーブルの周りでご飯を食べるようにしたところ、ある程度食事の時はテーブルに着くことが習慣化しました。ハイチェアの上に立つと危険ですが、これなら立っても危険じゃないですし、まずは食事に集中する癖がついたので良かったと思います。
③ハイチェアに座るトレーニング開始
ある程度、テーブルの周りでご飯が食べられるようになったのでテーブルの高さも上げて、ハイチェアを使い出しました。お腹が空いていないときや大人の食事が気になる時は立ち上がるものの、食事のときは家族でテーブルを囲むという理解ができてきたようで、以前ほど立ち上がったりテーブルに這い上がることが減ったように思います。
しつけも焦らず赤ちゃんのペースで
赤ちゃんが自立していく上で、社会のルールを教えるためのしつけはとても大切です。しかし、目的が「自分がちゃんとした親に見られるため」になってしまっては良くないと思います。
1歳未満の赤ちゃんにとっては見るもの全てが新鮮なので、好奇心のままに行動してしまうのは仕方ないことです。根気入りますが、諦めずに何度も言って聞かせながら、赤ちゃんができるようになるのを気長に待つことが大切です。
赤ちゃんがお店などでお行儀の悪い行動をとった時、周りの目が気になりますよね。叱ったからと言ってすぐに赤ちゃんが理解できるわけではないのですが、焦ってイライラしてしまうことがあるかもしれません。
しつけをして、赤ちゃんが社会のルールに従えるようにすることはもちろん大切ですが、それよりも親として大切なことは、「うるさくして申し訳ありません」「お行儀が悪くてすみません」とお店に声をかけるなど、赤ちゃんの代わりにフォローをしてあげることではないでしょうか。こちらが謙虚な姿勢でいれば周りの人もきっと理解してくれるはずです。
赤ちゃんは何もできなくて当然です。私も、赤ちゃんのペースに合わせて見守りながら、できないことを焦る育児よりできたことを喜ぶ育児を心がけたいと思います。