10ヶ月に及ぶ、長い妊娠期間を経て、可愛い我が子に会えた瞬間はとても嬉しいですよね。おっぱいを飲む様子や、すやすや眠る姿を見ると、母としての実感が湧いてきて、なんとも言えない幸せな気持ちになります。
しかし、それと同時に始まる戦いの日々。皆さん覚悟の上とは思いますが、出産は終わりではなく、長い子育て期間の始まりの一歩です。
私は、まだ9ヶ月の第一子を育てていて、お母さんとしてはかけ出しです。それでも、この一年を振り返ると、辛いと思った瞬間が何度もありました。
そこで今回は、子育て一年目の辛さを乗り切る方法についてまとめてみました。
一年目の育児における辛さの理由
①環境の変化
初めての育児はわからない事だらけです。特に、新生児のうちは、何で泣いているかも分からず、不安も大きいです。
それに加えて、夜泣きにより夜はゆっくり眠れない、赤ちゃんと一緒でお風呂にもゆっくり入れない、スマホをいじる時間もテレビを見る時間も、自由に出かける時間もないとなってくると、どんどん気持ちに余裕が無くなってきます。
誰でも、赤ちゃんを産んだ瞬間から急にお母さんになる訳です。どんなに育児書などを読んで備えていたとしても、予想外のことは起こるものとして、ゆったり構えるのが良いと思います。
②孤独感
共働きが当たり前になりつつある世の中でありながら、家事や育児は女の仕事という日本古くからの考え方もまだまだ残っています。
そのため、周りに頼ることが出来ず苦しい思いをしてしまうお母さんは多くいます。
また、わからないなりに一生懸命やっているにも関わらず、「お母さんなんだから」と言われたり、「そんなことでは赤ちゃんが可哀想」と言われるなどして、自分はだめな母親なんだと自信をなくしていきます。
加えて、旦那の協力も得られないとなると、誰も、「私の気持ちなんかわかってくれないんだ…」と孤独感に苦しむことになるのです。
③子育て期間の長さに気が遠くなる
上記2点の様な辛さが、これから長く続くと考えると、更に気が遠くなってきます。
これからあと2、3人産むとして、10年は育児中心の生活になります。
正社員として働いているお母さんは、出世を目指すには厳しいブランクが開くわけですから、「この先どうなるのだろうか」「このまま自分の人生を楽しむ事はなく年老いて行くのだろうか」と考えると悲しい気持ちになっていきます。
一年目の育児における辛さを乗り越える方法
これは、私が出産した病院で教えていただいたことなのですが、育児の辛さを乗り越えるためには、自分が幸せになる選択をすることが大切です。
子どもは笑っているお母さんが大好きです。育児書通りに子育てをしようと頑張りすぎて余裕がなくなるくらいなら、やりたくない事はやらなくていいのです。
今は、子育てをサポートするサービスが沢山あります。
料理が苦手であれば、離乳食は市販のものを使ってもいいですし、一人の時間が欲しければ、一時保育などを使えば良いのです。
何より大切なのは、子育てを楽しむこと。長いように思えても、人生で子育てに専念する時期はほんの一瞬です。子どもはお母さんの笑顔が大好きです。後悔しないためにも、子どもとの楽しい思い出が沢山残るように、一瞬一瞬を大切に過ごすのが良いと思います。
自分の両親や義両親から、「自分たちの時はこれくらい我慢した」と言われようと、それが辛くて負担になるのであれば辞めて良いのです。
家事に関しては、代替のサービスはいくらでもあります。しかし、子供に愛情を注ぐという、仕事はお母さんにしかできません。
そして、子どもに愛情を注ぐためには、自分の心が満たされて余裕がなければできません。
一番大切な仕事に注力できるように、赤ちゃんだけでなく、自分のことも大切にしましょう。
まとめ
辛いと思った時にスマホで検索をして、同じ様な境遇の方が多いことを知りました。そして、世の中に頑張っているお母さんが沢山いるという事に勇気を貰いました。
家庭の中では孤独に思えても、同じ気持ちで頑張っているお母さんは世界中に沢山います。あなたの頑張りは誰かが必ず見ています。
私自身も、新米ママですし、偉そうな事は言えないのですが、こうして悩んで、ネット検索をしている時点で、あなたはダメな母親ではありません。一生懸命頑張っているからこそ辛いのです。
サービスや他人に頼ることは悪いことではありません。程よく手を抜きながら、短い子育て期間を楽しみましょう。