子育てに奮闘中の皆さま、赤ちゃんが、自分の口の中に手を入れてきて困った経験はありませんか?とても不思議な行動ですが、楽しそうに手を入れてくるので、注意しようかどうしようか悩みますよね。
現在9ヶ月のうちの娘も、よく私の口の中に手を突っ込んできます。可愛いなぁと思う反面、赤ちゃんはまだ力の加減ができないので、口の中に傷ができて口内炎になってしまったことも。また、大人の口を触った手を舐めてしまうと、虫歯がうつるなど、他にもさまざまなリスクがあるようです。
そこで、今回は、大人の口の中に手を入れてくる赤ちゃんの心理やリスクなどについてまとめてみました。
赤ちゃんが大人の口の中に手を入れるのは正常な発達
赤ちゃんが他人の口に手を入れたり顔を触ったりする行動は探索行動といい、正常な発達とのことです。赤ちゃんは、お母さんの優しい声が出てきてるところが不思議でたまらないんですね。
探索行動は、つかまり立ちを始めた時期からどんどん広がっていき、幼児期まで続いていきます。探索行動を始めた赤ちゃんは、身のまわりにある物を見つめたり、掴んだり、口に入れたりして確認するようになります。
もし、赤ちゃんがこのような行動を取っていたら、物の名前や、正しい使い方を教えてあげるのが良いそうです。こうすることで、赤ちゃんは次第に、物の名前や機能を覚えていきます。大切なのは、同じことを何度も伝えること。
赤ちゃんは、1度で覚えることは難しいですが、何度も何度も繰り返し聞くことで脳にインプットしていきますので、根気強く続けていきましょう。
口の中に手を入れることのリスク
可愛い我が子が、口に手を入れてきても、そんなに不快じゃないという方もいるかも知れませんが、赤ちゃん側には様々なリスクがあります。
Yahoo知恵袋で調べたところ、赤ちゃんが、少し年上のお友達の口の中に手を入れてしまいトラブルになった事例もありました。小さい子どもは、まだ、力の加減が分かりませんし、口の中に手を入れた赤ちゃんが、噛まれてしまう危険性もあります。逆に、手を入れられた子どもが怪我をしてしまう可能性もあります。なので、日頃から、口の中に手を入れる行動はさせないように注意が必要です。
また、大人の口から虫歯がうつるというリスクもあります。産まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯の原因、ミュータンス菌は存在しません。大人などから経口感染することで、ミュータンス菌がお口の中に進入していきます。もし、大人の口を触った手を、赤ちゃんが舐めてしまったら、そこから虫歯が移るリスクがあるのです。
口の中に手を入れられた際は、手を拭いて清潔にしてあげましょう。また、離乳食をフーフーして冷ますなどの行為からも、虫歯が移る可能性があるので、注意が必要です。
赤ちゃんが大人の口にてを入れたらどうしたら良いか
全ての探索行動をOKにしていると、赤ちゃんでも次第に「何でもやっていい」と思うようになります。つかまり立ちを始める、7ヶ月〜11ヶ月頃の赤ちゃんでも、物事の善悪は伝えた方が良いとのこと。
しかし、「ダメ!!」という強い叱り方ではなく、「〇〇ちゃんが噛まれちゃうよ」や「お母さん、お口痛いよ」というように、なぜダメなのか分かるように優しく教えてあげましょう。
できることが増えてくると、様々な問題に直面しますが、これからも成長が楽しみですね。