これまでにミュージックプラネットについていくつか記事を書いてきました。これまでの記事を読んでもらえれば、オーディション詐欺やグレーな事務所でないことはお分かりいただけたと思います。
しかし、プロジェクトに参加して提供してもらった一曲だけで歌手として生活をすることは可能なのでしょうか?どれくらいのお金が稼げるのでしょうか?ミュージックプラネットでお金を稼ぐ仕組みについてまとめてみました。
音楽でどのようにお金を稼げるのか?
プロジェクトに参加して提供していただいた楽曲は、著作権などの権利は全て参加者に譲渡してもらえるようです。つまり、上手くいけば印税などでお金を稼ぐことも可能のようです。具体的にお金が入る仕組みを下記にまとめてみました。
楽曲配信
プロジェクトに参加して制作してもらった楽曲は、主要な音楽配信ストリーミングサービス全てにアップしてもらえます。
これを誰かが聴くとアーティストにお金が入る仕組みになっています。しかし、アーティストにいくらお金が入るのかはらさまざまな金額が飛び交っていて実際のところは分かりません。
1再生あたりの金額はSpotify、Amazon Musicが0.4円、Apple Musicが0.8円というのが有力なようです。
カラオケ
プロジェクトに参加して制作してもらった楽曲は、カラオケでも配信されます。これを誰かが歌うとアーティストに印税が入る仕組みです。カラオケ印税としてアーティストがもらえるのは1曲につき1~3円だといわれています。
ライブ
プロジェクトに参加すると、参加者の専用ライブハウスが無料で使える権利が与えられます。チケット代も全額バックしてもらえるようなので、お客さんをちゃんと呼ぶことができればお金を稼ぐことも可能です。
ミュージックプラネットで制作した楽曲でお金を稼いで生活できるのか?
ミュージックプラネットで制作してもらった曲でお金を稼ぐことは上記のような方法で可能と思われます。しかし、それだけで食べていける程というのは難しいかも知れません。
例えば、30代前半会社員の給与の平均は月31万円だそうです。これだけのお金を音楽配信だけで稼ごうと思ったら、Apple Musicで40万回再生されなくてはいけません。
また、プロジェクトに参加するのにはお金がかかります。これをペイするだけでもApple Musicで100万回は再生されなければならないのです。カラオケでも大体50回以上は歌ってもらえないとだめですね。
ミュージックプラネットでは、参加者専用のライブハウスを永久無料で使えます。チケット代は全額バックしてもらえるようですが、チケットを2,000円と設定したとして、月々150人以上のお客さんを呼ばなければ、会社員の平均月収に満たないですよね。
安定したお給料を貰いながら音楽活動をしたいのであれば事務所に所属するのが良いかもしれません。
ミュージックプラネットに参加するべきはどんな人?
今回まとめたように、ミュージックプラネットの活動だけでお金を稼いで生活してけるほど音楽の世界は甘くないです。しかし、ミュージックプラネットを全否定するわけではありません。現に、私はメリットを感じたからこそ、それなりのお金を払ってミュージックプラネットに参加しているのです。
では、ミュージックプラネットで活動するべきはどんな人なのでしょうか?年齢的に事務所に所属するのが厳しい人や、SNSなどを使って音楽配信をしようと思っていたけど何から始めたら良いのかわからないという人などは、楽しんで参加できると思います。逆に事務所に所属して、音楽の仕事を貰いたいという人は、ギャップを感じてしまうのではないかと思います。
あくまで、音楽活動をする個人をサポートするサービスなので主体性がカギを握っています。今は個人でもSNSやブログなどを使って情報発信できる時代ですから、上手くやれば音楽関係者の目に留まってメジャーデビューできたり、バズったりということもあるかもしれません。